ドリーム&スピリッツ

セルフメディケーション

TVなどのマスメディア主導の健康ブームで、食生活情報、スポーツジム・ウォーキングなどの流行をテーマとして考えると「予防医学」「代替医療」という分野がめざましく研究されています。しかし、それ以上に「ストレス社会」といわれるこのご時世、健康に留意しても「疲れやすい」「どうも体調がすぐれない」など病気ではないが半健康の状態の方の言葉を当たり前のように耳にします。
それだけ、現在は健康受難の時代となってきたとの証。

アメリカと違い医療保険制度の整った日本では、高度な技術を持つ医療機関など医療施設も大変充実し、患者は大病院思考が依然として強く、ちょっとした病気でも病院で診察を受けるようになりました。

しかし、今後は健康保険の保険料アップ・年金給付の問題など、今後の社会保障生活においては、「自分で手当てする」・「病気の予防」を真剣に考える時代に入ってきたのです。
一方、アメリカでは、主治医を持ち、医者と密接な関係を持っているはずなのですが、いざスーパーマーケットやドラッグストアに行くと、サプリメントやお薬が驚くほど並べられているのです。この背景には「健康は自分で買うもの」「病気は自分で治すもの」という積極的な健康志向があるからです。

日本の医療保険制度はどうか?
現在の年間予算は約31兆円(H14年度)、国民一人当たり年間24万円
1ヶ月当り1人20千円の費用負担となっています。

将来はどうか?
2025年には年間予算が70兆円・・・国民一人当たり年間50万円
1ヶ月当り42千円と、単純に今の倍以上の負担を見込んでいる。

病院にかかると、個人個人の医療負担も増え大変なのですが、国の負担はこれからもっと大変です。
今後薬事法の改正などで「病院向けのお薬も一般に変える時代が到来という一見良い様な話もありますが、実は保険適用外のお薬を買うこととなり、保険が使えないなんて「アメリカと同じじゃない?」なんてことも。

これからは、常備薬・サプリメントなどを利用し、自分で治すという積極的な行動が求められる時代なのです。
WHO(世界保健機構)も全世界に対し「セルフメディケーション(自己治癒)」の普及に努めています。

「セルフメディケーション」とは?
薬局などで市販される大衆薬を使って、自己責任において自分の健康を守るということ。
正しい知識に基づき、自分に合った薬を適切に選び、軽い病気やケガは自分で治そうという思想です。
これは、日本で生まれた「配置薬(おきぐすり)」の思想に通じるものです。
「配置薬(おきぐすり)」は、世界では例を見ない「先用後利(薬の代金を使った分だけ後で支払う)」と言われる独特のスタイルをとった販売方法である。この「配置薬(おきぐすり)」を通して、常に利用者とのコミュニケーションが図られているのです。
長年にわたって、お客様との信頼関係が築かれている、対面販売(フェイス・トゥ・フェイス)の「置き薬」業界だからこそ、300年以上も続いている理想的な販売方法なのでしょう。

この販売方法の中で、配置薬の営業員とお客様の信頼関係が築かれているネットワークがあるからこそ、伝統的な漢方に代表される「お薬」「健康食品」がお客様に受け入れられるのと考えるのです。

置き薬について

置き薬の歴史

置き薬の歴史は江戸時代にさかのぼります。
参勤交代で各藩の大名が江戸に召集されていましたが、元禄3年12月15日(1690年)、将軍綱吉に歳暮の挨拶と病気回復を報告する為、富山藩の殿様、前田正甫が江戸城に詰めていたおり、現在の福島県にあたる陸奥国三春の殿様が突然激しい腹痛に見舞われました。

その時、自身の病を治すために常備していた丸薬、「反魂丹」を印籠から取り出し飲ませたところ、たちどころに良くなるという出来事がありました。その出来事が発端となり、富山の薬の評判はたちどころに全国の大名に広まったのです。

しかし、富山の置き薬として全国に広まるのは、藩主前田正甫の革新的な政策「他領商売勝手」により、藩の外に出て自由に商売することを、領民にも積極的に推進したためだといわれています。ただ、全国へ売りに歩いた人達は誰でも良いというのではなく、藩の中から信頼のおける人材を厳選していました。それが、各家庭に薬を置き、次に来たときに使用した分だけ代金を受け取るという「先用後利」につながっていきました。

置き薬の使命 これから...

さて、300年の伝統を守ってきた富山の「置き薬」ですが、現代においては果たしてどのような役割があるのでしょうか?
サエグサ薬品では、これからも富山の薬売り、創業の精神を受け継ぎながらこれからの時代の流れに沿ったサービスをお届けしたいと考えています。

例えば、「良薬口に苦し」に代表される「熊(くま)の胆(い)」。このような“おくすり”は時代の変化にとらわれず、本質的に人間にとって必要なお薬なのですが、これは胃腸の調子を治すだけではなく、デトックス(毒素排出)することで、体内の代謝を活発にするいわば「たかが胃薬・・・されど胃薬」のなのです。今の食生活では、多くの食品添加物、毒素が体内に留まることとなり、細胞の老化によって体内老廃物も増えるんです。だから「熊の胆」は現代にこそ必要な漢方薬ともいえるんですね!

人が求める商品を提供することは容易い、しかし、人に商品の「本当の必要性」をどのようにして、気づいていただくかが、「置き薬」の役割とだと考えています。

ただ商品を売るのではなく、お客様の健康を心から願うこと、思いやりをもった心で接すること、人と人が直接ふれあうことでしか出来ない、今以上にもっと楽しく、もっと元気なサービス。

これらのことを忘れずに、親子3代、いやいや、孫の孫の代まで愛し愛される仕事を続けていきたい、そう決心する次第です。

商品一覧

サエグサ薬品は医薬品メーカーとの共同研究を行い提供する薬の開発も手がけています。 お客様により安全で安心して服用していただけるよう、一つひとつに誠意を込めて開発を行っています。 富山の置き薬の中でも伝統的な「熊胆丸(くまのい)」や「六神丸」をはじめとして、最高の品質で 当社独自の商品を各種取り揃えております。

熊の胆
熊の胆(くまのい)
六神丸
六神丸